これからの公立中学部活動モデルケースになれるように!

轟中学校長との話し合いの中で、部活顧問を務める教員は子育て世代であり、親の介護世代であるという言葉が出てきました。

「部活動の顧問なら多少家庭を犠牲にしてでも。」という感覚の方もいらっしゃるかもしれませんが私たちはそうは思いません。

現実的に部活動指導を100%教員が行うのは難しくなっているのです。

ならば文科省、スポーツ庁が提唱するように、民間の力を有効に活用すべきと考えます。

現在行っている日曜日の練習ではテニスコーチ経験のある保護者の方に指導してもらっています。(練習日は土曜・日曜・水曜に増えました。)

また今年度から指導者として近隣在住でテニスを生涯スポーツとして活動されているコーチが新たに就任しました。

 

轟中学在校生に限らず、地域小学生、テニス愛好家の方々が集まっています。テニスというスポーツのもと、世代を超えて、学校の枠を超えて集える新しい形のクラブ活動が徐々に形となっています。

 

指導者・生徒・保護者・地域の関連を創る!

中学生の親世代私たちの考えられる学校部活動は学校に始まり学校で完結するものであり、それが当然のものでした。

しかし時代が変わり環境が変わった今、今までの部活動の形に無理が生じているのはここまででお伝えした通りです。

学校の教員は忙しく部活動の指導がストレスと考える数が一定数いる一方、近隣大学教育学部生では得意のテニス通じて、教員になった時の指導練習をしていきたいという想いもまた事実です。

また地域のテニス愛好家の中に、好きで行ってきたテニスの経験を子供たちに教えたいという気持ちもすべて事実です。

今の学校教育、問題となる教員労働時間問題解消のためにも地域が積極的に参加する新しい部活動のあり方として轟町中学硬式テニス部創部を目指します。

 

※千葉市では教員以外大会引率ができないという問題があります。民間指導員や保護者の引率が可能になることを願うばかりです。

なぜ外部のスクールではなく部活動にこだわるか?

外部の団体、スクールに通う場合少なからず費用が掛かってきます。もちろん費用的なメリットは十分ありますが、中学生という不安定な年代の中、学校部活動というものを通して、同年代の仲間たちと切磋琢磨、主張する事と我慢する事、協力、協調、上下の良好な関係形成、試合に勝つ喜びと負けるくやしさ、そんな社会のルールと秩序を部活動を通して中学年代の子供たちが吸収できるものは計り知れないものがあります。

またこの既存の学校部活動に、保護者、近隣大学、地域住民が関わったときどのような化学反応が現れるのか?ぜひ見てみたいと思っています。

 

2020年より地域の方、他校生徒の参加が決定しました。轟中学在学生のみの活動、教員のみによる指導という枠を飛び越えた新たな取り組みが始まりました。学校の枠を飛び越えた地域、中学生という年代にとらわれない多くの世代が参加できるクラブを轟中学で!いよいよシークスを通して地域の化学反応が始まりました。